Feffer一族が所有するブラジル製紙業界2位のSuzano Papel社は、業界トップのFibria社を290億レアルの株式交換で吸収合併に成功、時価総額が840億レアルの世界最大の短繊維パルプメーカーが誕生するが、日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(Cade)の承認待ちとなっている。
インドネシアのWadjaja一族がコントロールする製紙会社ペーパー・エクセレンス社は、昨年9月にブラジルの食肉加工会社JBSグループ傘下の製紙会社エルドラド・ブラジル・セルロースを150億レアルで買収して、南米進出に橋頭堡を築いていたが、更にFibria社買収に400億レアルを提示して世界トップの短繊維パルプ会社を目指していた。
Asia Pacific Resources International Holdngs(April)は、ブラジル国内の製紙・パルプメーカーの再編が進んで大型買収案件がなくなって中規模メーカーに触手を余儀なくされており、サンパウロ州に本社を置くパルプメーカーLwarcel社と20億レアルでの買収交渉を行っている。
インドネシアのSukantoファミリー企業April社傘下のRoyal Golden Eagle(RGE)社は、パルプメーカーLwarcel社との間で60日間の優先交渉権を獲得している。
パルプメーカーLwarcel社は、サンパウロ州Lençois Paulista市に本社があり、同社を所有するTrecentiファミリーは、過去5年間に亘ってパートナー企業を探していたにも関わらず、100%のLwarcel社放出も否定していない。
年間25万トンのパルプ生産能力を擁しているLwarcel社は、すでにポルトガル資本のパルプメーカーAltri社並びにNavigator社、ブラジル資本Suzano Papel社とも買収交渉を行っていた。Lwarcel社の企業存続のためには15億ドルの投資が不可欠となっているために、100%身売りすると予想されている。(2018年5月12日付けエスタード紙)