Blairo Maggi農務大臣のファミリー企業であるAMaggi社は、元大豆王と呼ばれて2015年に死去したOlacyr de Moreira氏の遺族が相続しているマット・グロッソ州のItamarati農場の売買交渉を行っていると噂されているが、Blairo Maggi農務大臣のコメントは得られていない。
Itamarati農場は、マット・グロッソ州都のクイアバ市から400キロメートル離れたCampo Novo do Parecis地方に10万5,000ヘクタール(東京都全体2,188 km²の約半分)の大農場であり、そのうち5万1,590ヘクタールで大豆並びにトウモロコシ、棉を生産している。
AMaggi社グループは、2002年からこのItamarati農場と賃貸契約を続けて700人の従業員を雇用して大豆やトウモロコシなどを生産、Itamarati農場の買収金額は3億ドルに達すると金融市場関係者は見込んでいる。
Olacyr de Moreira氏の遺族は、Itamarati農場以外にも同農場から200キロメートル離れたNova Olimpia地方に、世界最大規模の処理能力を擁するエタノール・砂糖生産工場Itamarati工場を擁している。
40年間に亘って大豆を生産しているAMaggi社グループは、ブラジル国内3位の大豆生産を誇っており、アルゼンチン並びにパラグアイ、オランダ、ノルウエー、スイスでも多角的に事業を行っている。
AMaggi社グループは、大豆並びにトウモロコシ、棉生産以外にも種子や肥料の生産、港湾ターミナル、水上輸送、電力エネルギー生産並びに販売など多岐に亘って事業を展開している。
AMaggi社グループは、マット・グロッソ州内で総面積が25万2,300ヘクタールの耕作地で農産物の生産、牧畜、植林事業を手掛けており、自社の所有地面積は19農場で20万400ヘクタールに3,900人の従業員を雇用している。
現在のAMaggi社グループはブラジル国内3位の大豆生産者にランクされているものの、Blairo Maggi氏が政界に進出するまで過去10年間に亘ってブラジル最大の大豆生産者であった。
しかしBlairo Maggi氏は2002年にマット・グロッソ州知事に当選、2006年に州知事に再選され、その後は上院議員に就任、2016年5月から農務大臣を務めている。(2018年1月10日付けエスタード紙)