景気動向のバロメーターとなる5月の段ボール箱販売は、前年同月比5.78%増加の28万7,361トンを記録したが、営業日数が1日多かった影響で実質販売は、1.71%増加に留まっているとブラジル段ボール協会(ABPO)では発表している。
また5月の段ボール箱販売は、前月比10.86%と大幅増加を記録しているにも関わらず、4月はキリスト復活祭並びにチラデンテス記念日の祭日、ゼネストなどの影響に営業日数が非常に短かった影響で、前月比の実質販売はマイナス1.93%を記録している。
今年初め5か月間の段ボール箱販売は、前年同月比3.34%増加の136万2,000トンを記録、今年の段ボール箱販売は、前回予想の1.5%~2.0%増加から2.0%以上とブラジル段ボール協会(ABPO)では上方修正している。
2017年第1四半期のGDP伸び率は、前四半期比1.0%増加して8連続四半期比マイナスから反転して増加に転じたが、前年同四半期比ではマイナス0.4%、過去12カ月間比でもマイナス2.3%と依然として大幅に落ち込んでいる。
また2017年第1四半期の鉱工業部門のGDP伸び率は0.9%増加、サービス部門は0.0%、宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)はマイナス1.6%を記録して、過去2年からの経済リセッションからの回復サイクル入りには疑問符がついている。
今年初め5か月間の段ボール箱販売は、前年同月比3.34%増加の136万2,000トンを記録しているものの、製造業部門向けダンボール箱販売は、最低でも5.0%以上の増加でないと経済リセッションからの回復基調とは言い難い。(2017年6月9日付けヴァロール紙)