トランプ大統領は「米国第一主義」を掲げて大統領選に当選したが、メキシコからの不法移民流入を防ぐために、メキシコとの国境に遮断壁を建設する費用をメキシコに負担させるため、メキシコからの輸入品に対する課税方針を打ち出している。
メキシコでは鶏肉生産のための飼料用穀物の大半を輸入に頼っており、特に米国からのトウモロコシ輸入の依存を軽減するために、ブラジル政府との間で穀物輸入交渉を行っている。
2016年/2017年度のメキシコのトウモロコシ生産は、2,700万トンが予想されているが、鶏肉生産などのための国内消費は3,980万トン予想、1,480万トンのトウモロコシの輸入が余儀なくされている。
メキシコ政府は鶏肉生産のために年間1,000万トンのトウモロコシ並びに黍消費の40%を輸入に依存、黍の大半はアルゼンチンからの輸入に依存、一方大半のトウモロコシは、米国からの輸入に依存している。今年のブラジルのトウモロコシ輸出は3,400万トンが見込まれており、メキシコへの輸出拡大が予想されている。
また2016年/2017年度のメキシコの大豆生産は僅かに51万トン、国内需要は469万トンで420万トンの大豆の輸入を余儀なくされている。ブラジルの2016年/2017年度の大豆輸出は6,350万トン、大豆輸出の大半は中国向けとなっている。(2017年5月30日付けヴァロール紙)