昨年は南部地域での平年を大幅に上回る降雨にも関わらず、エルニーニョ現象の影響を受けて、ブラジル国内の穀物生産を牽引する中西部地域並びに世界でもトップレベルの農業生産を誇るブラジル新興農業開発地域「マトピバ地域」での旱魃の影響で、2015/16年度の穀物生産は2億トンを割った。
しかしブラジル農牧連合(CNA)の予想によると、今年の大豆やトウモロコシなどの穀物類の農産物生産は、穀物栽培に最適な降雨量予想で中西部地域並びに南部地域の穀物生産は記録更新すると予想、ブラジル国内市場に2,000億レアル以上の消費拡大をもたらすと予想されている。
またブラジル農牧連合(CNA)では、2016/17年度の穀物生産は、天候が順調に推移して前年度を14.0%上回る2億1,500万トンに達して、穀物販売総額は2377億レアルに達すると予想している。
大豆やトウモロコシの収穫がすでに開始されている中西部地域の1月の大豆の1俵当たりに価格は、68レアルと2016年の72.50レアルよりも低いにも関わらず、先物取引が活況で同地域では、すでに農業機械販売などで経済効果があらわれている。
昨年のパラナ州でも特に大豆栽培が盛んな北西部地域ではエルニーニョ現象の影響で、前年比30%の生産減少を記録して失われた1年であったとマリンガ市のCocamar農業組合のレアンドロ・セザル・テイシェイラ部長は説明している。
大豆の収穫終了後に行われるトウモロコシ栽培向け肥料や農薬などの販売が25%増加、また昨年の農業機械販売は前年比84%増加、今年も昨年同様に好調に推移すると予想されている。
マット・グロッソ州並びに南マット・グロッソ州で農業機械販売店7店舗を擁するイグアスー農業機械社では、昨年11月から現在まで売り上げが前年同期比10%~15%増加している。
ブラジルの穀倉地帯のマット・グロッソ州北部地域に位置するソリーゾ市の1月の大豆収穫量は、前年同月比30%増加の1ヘクタール当たり58俵に達している。
ブラジル農牧連合(CNA)の発表によると、2015年の大豆の販売総額は1,078億レアル、2016年は1,215億レアル、2017年は前年比8.2%増加の1,315億レアルが予想されている。
前記同様にトウモロコシは420億レアル、437億レアル、43.0%増加の625億レアル、フェジョン豆は86億レアル、103億レアル、28.2%増加の132億レアル、米は108億レアル、102億レアル、6.8%増加の109億レアル、小麦は33億レアル、49億レアル、6.1%減少の46億レアル、棉は28億レアル、27億レアル、25.9%増加の34億レアル。(2017年1月29日付けエスタード紙)