ブラジル国立宇宙調査研究院(INPE)での衛星データを利用したアマゾン伐採監視システム(Prodes)の調査によると、2015年8月~2016年7月までの1年間のアマゾン流域の熱帯雨林伐採面積は、前年同期比29%増加の7,989平方キロメートルに達したと発表している。
2015年8月~2016年7月までの熱帯雨林伐採面積7,989平方キロメートルは、過去7年間で最高の違法伐採面積を記録して過去2年間では大幅に増加、2015年の熱帯雨林伐採面積は6,207平方キロメートルに達していた。
アマゾン流域の熱帯雨林伐採面積の大幅増加は、連邦政府による違法伐採に対する監視の弱体化並びに政治経済の混乱に乗じた農産物の国際コモディティ商品の大豆やトウモロコシ向け栽培地や食肉生産向け放牧地の違法開発が進んでいた。
2015年8月~2016年7月までのアマゾン流域の違法熱帯雨林伐採の比較では、パラー州が3,025平方キロメートルでトップ、マット・グロッソ州は1,508平方キロメートル、ロンドニア州は1,394平方キロメートル、アマゾナス州は54%増加の1,099平方キロメートルに達している。
2015年8月~2016年7月までのアマゾン流域の違法熱帯雨林伐採は、温室効果ガス排出量1億3,000万トンの増加に匹敵、また2015年のサンパウロ州の2倍の温室効果ガス排出量に相当している。
ブラジルは2020年にはアマゾン流域の違法熱帯雨林伐採を3,925平方キロメートルまで削減すると宣言しているにも関わらず、過去2年連続で違法伐採面積が増加している。(2016年11月30日付けヴァロール紙)