昨日、ミッシェル・テーメル臨時大統領は、天候異変によるフェジョン(カリオカ豆)の高騰によるインフレ上昇を避けるために、メルコスール域外以外からのフェジョン豆の輸入関税撤廃を発表した。
フェジョン豆の輸入業者による価格操作を避けるため、またスーパーマーケットの小売業者や卸売業者による輸入を加速させるために、輸入関税撤廃を発表したとBlairo Maggi農務相は説明している。
天候異変並びにフェジョン豆の作付面積縮小でフェジョン豆の在庫が平年よりも減少した影響で、過去12か月間のフェジョン豆価格は41%も高騰してインフレ指数を押上げる要因となっている。
サンパウロ市の最終消費者向けの1キロ当たりのフェジョン豆価格は上昇の一途を辿って、3月の1キロ当たりのフェジョン豆価格は5.0レアルであったが、5月には5.6レアルに上昇、今月第1週は5.8レアル、第2週は6.5レアル、先週は8.4レアルまで高騰している。
メルコスール域外からのフェジョン豆の輸入関税は10%、しかし連邦政府は、フェジョン豆の価格抑制を狙って輸入関税の撤廃を決定したとブラジル・フェジョン豆協会(Ibrafe)のマルセロ・エドアルド・ルーデス会長は説明している。
現在の中国の輸出用フェジョン豆の在庫は4万トン、メキシコは5,000トン~1万トン、アルゼンチンは18万トンと見込まれているが、ブラジル国内のフェジョン豆不足が解決できるのは、国内のフェジョン豆が市場に出回る来年1月~2月と予想されている。
今年のフェジョン豆生産は、エルニーニョによる降雨異変や作付面積の減少で例年の335万トンから275万トンまで減少して、50万トンが不足すると予想されている。
ジョーク好きなブラジル人は、早々にtwitterのツイートでジウマ政権時代の謳い文句の“私の家、私の暮らし Minha casa, minha vida.” にかけて“私のフェジョン豆、私の暮らしMeu Feijâo Minha Vida”と価格高騰を揶揄している。(2016年6月23日付けエスタード紙)