J&Fグループ最大の株主であるEldorado Celulose社は、年内の主に公立銀行のブラジル銀行並びに連邦貯蓄金庫、社会経済開発銀行(BNDES)などから民間銀行よりも低金利の総額110億レアルに達するクレジット調達を計画している。
Eldorado Celulose社では、年内に調達予定の110億レアルのクレジットの50%以上は南マット・グロッソ州のパルプ生産拡張するための植林事業に投資、すでに18億レアルは調達済みとなっている。
同社では初めてとなる海外投資家を対象に5億ドルの社債を発行して資金調達を予定、また外資系銀行から3億ドルの資金を調達、ブラジル銀行は1億ドルのクレジット枠を決定している。
今年初め第1四半期末の同社の負債総額は90億レアル、そのうち26億レアルの償還期間は今年末、現在の有利子負債 / EBITDAは4.0倍で辛うじて均衡を保っているが、3年前の有利子負債 / EBITDAは14倍に達して非常な危険水準に達していた。
連邦貯蓄金庫からの輸出向けクレジットの償還期間が48カ月間の金利はCDIプラス0.3%で年利14.55%、償還期間が12か月間のクレジット金利は14.4%と民間銀行のBTG パクツアル銀行の償還期間13カ月間の18.25%よりも金利が非常に低い。
同社では過去6か月間に18億レアルに達するクレジット資金を調達、そのうち連邦貯蓄金庫から4億5,000万レアル、BTG パクツアル銀行から4億レアル、サンタンデール銀行から2億4,000万レアル、ブラジル銀行から3億5,000万レアル、BNDES銀行から植林向けの特別枠クレジットとして3億6,000万レアルを調達している。
昨年のEldorado Celulose社の純益は、レアル通貨に対するドル高の為替でパルプ輸出が好調に推移して2億4,000万レアルの黒字を記録、過去2年間の10億レアルの赤字から一転して黒字を計上している。(2016年5月24日付けエスタード紙)