世界トップクラスの肥料会社であるノルウエー資本Yara社は、南大河州リオ・グランデ肥料工場に10億レアルを投資して増産計画を予定、また今後数年間に50億レアルをブラジル国内に投資する。
Yara社は南大河州リオ・グランデ肥料工場で年産80万トンの肥料生産を120万トンまで引き上げる計画を持っており、また今後5年間に配合肥料の配送を現在の140万トンから260万トンに引き上げる。
Yara社は南大河州への肥料供給に留まらず、今後15年間にサンタ・カタリーナ州、南マット・グロッソ州、パラグアイまで販路を拡大する予定、またパラナ州ポンタ・グロッサ工場並びに配合肥料の配送センター25カ所を擁している。
2015年のYara社の売上は1080億クローネで132億ドルに相当、そのうち1970年代に進出したブラジル国内での売上は24%を占めており、2000年代にはブラジル資本のTrevo社 並びにFertibras社を買収、2013年のブンゲ社の肥料部門買収でブラジル国内のマーケットシェアは25%に飛躍した。
2013年のブンゲ社の肥料部門買収でブラジル南部地域のマーケットシェアが飛躍的に拡大、またミナス州並びにセアラー州の肥料の三要素の一つであるリン酸(P)鉱山に10億ドルを投資してリン酸鉱の開発をする予定となっている。
Yara社にとって南大河州での肥料生産は商品流通サービス税(ICMS)の徴収がネックとなっており、ロシア並びにモロッコから肥料を直接マット・グロッソ州へ輸入する場合は免税となるが、輸入肥料を南大河州の港湾を通してマット・グロッソ州へ搬送するとICMS税が課税される問題がある。
Yara社は2014年にGalvani社に60%の資本参加、ミナス州セーラ・ド・サリトレのリン酸鉱山を法人を新しく設立して設備や従業員の確保、チャネルの構築や顧客確保を一から行うグリーンフィールド投資に5億ドルを投資して年間120万トンの生産を予定している。
またYara社はアングロ・アメリカン社もしくはヴァーレ社のブラジル国内の肥料事業買収をターゲットにしていると業界関係者は予想している。(2016年4月12日付けヴァロール紙)