ユーカリ材原料の短繊維生産では世界トップの白物パルプ製造会社Fibria社の昨年の純益は、約50%に達するレアル通貨に対するドル高の為替が追い風となって前年比120%増加の3億4,220万レアルを記録した。
2015年の石油・天然ガス、鉄鉱石や農産物の国際コモディティ価格が軒並み下落しているにも関わらず、新興国や中国の生活向上によるティッシュペーパーやトイレットペーパー、紙おむつなどの用途に使用されるパルプ需要が牽引して、紙・パルプの国際コモディティ価格は昨年末から上昇に転じている。
2015年第4四半期のFibria社の純益は9億500万レアルの黒字を計上、前年同月の1億3,000万レアルの赤字から黒字に転じており、為替変動リスクを回避するための為替ヘッジで9,700万レアルの黒字を計上していた。
2015年第4四半期のFibria社の売上は前年同期比49.2%増加の29億9,000万レアルを計上、販売コストは17.7%増加の16億3,000万レアル、パルプ販売は7.2%減少の131万トン、パルプ生産は6.1%減少の129万トンであった。
税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAは、115%増加の17億5,000万レアルを記録した。
昨年12月末のFibria社の負債総額は前四半期比1.7%増加の127億4,000万レアル、純負債は15%増加の110億2,000万レアル、昨年12月末のEbitdaに対する負債比率は2.07倍と前四半期の2.06倍から上昇している。(2016年1月28日付けヴァロール紙)