5月下旬に連邦政府はジョアキン・レヴィ財務相不在にも関わらず、予算削減案を発表、今年の予算は事前の予想であった780億レアルから699億レアルに削減すると発表された。
国内経済の停滞による歳入の減少で大幅な増税政策の導入をしなければ今年の財政プライマリー収支黒字の目標達成は一層困難になると予想、また予算の699億レアルの削減のうちで、ジウマ大統領の看板政策である経済成長加速化プログラム(PAC)のインフレ整備プロジェクトや低所得者層向けの大衆住宅建設“私の家、私の暮らし”プロジェクトなど建設業部門の予算削減が非常に大きい。
しかしブラジル地理統計院(IBGE)が発表した今年第1四半期のGDP伸び率で唯一農畜産部門は4.7%増加を記録、ジウマ大統領はブラジルの農畜産部門の投資はGDP伸び率を引き上げるために非常に重要であると強調している。
連邦政府は今年の財政プライマリー収支黒字の目標達成のために、各省庁間での最大の予算削減を進めているにも関わらず、インフレ指数を差し引かない2015/2016年度農業プラン向け名目クレジット総額は、前年比20%増加の1,877億レアルの予算決定している。
しかし2015/2016年度農業プランのクレジット金利は、政策誘導金利(Selic)の13.25%を大幅に下回る8.75%が決められているが、2014/2015の農業プランのクレジット金利6.5%を2.25%上回っている。
2015/2016年度農業プラン向け名目クレジット総額は前年比20%増加の1,877億レアルに決定されたにも関わらず、農業機械や耕作地の購入に対するクレジットはわずかに110億レアルに制限されている。
連邦政府では今年の財政プライマリー収支の黒字目標達成のために公共支出を最大限に削減しているために、2015/2016年度農業プラン向けクレジット向けの資金調達として、ポウパンサ預金や投資に対する税率の見直しが検討されている農業信用手形(LCAs)から300億レアルの資金調達を検討している。(2015年6月3日付けエスタード紙)