昨日、スザノ製紙・パルプ社のマラニョン州インペラトリス工場が公式のイナグレーションを行ったが、昨年末からすでにインペラトリス工場で製紙・パルプを操業開始、今年の同社の紙・パルプの生産は、ブラジルのフィブリア社並びにインドネシア資本のApril社に次いで、年間340万トンで世界3位のメーカーにランクアップする。
Feffer一族が所有するスザノ製紙・パルプは、マラニョン州インペラトリス工場に60億レアルを投資して年間150万トンのユーカリ材の短繊維パルプを生産、インペラトリス工場の売上は、20億レアルを上回ると予想されている。
南米での製紙・パルプ工場の建設が相次いでいるために製紙・パルプ業界のマーケットシェア争いが激化して収益性が圧迫されてきており、2014年内には、チリ資本Arauco社とスエーデン/フィンランド資本の Stora Enso社が共同でウルグアイにパルプ工場を建設して操業開始する。
またブラジル国内では、2015年にCMPC Celulose Riograndense社の紙・パルプ工場が操業開始、2016年には Klabin社の紙・パルプ工場の操業開始がそれぞれ予定されている。
上記4社の紙・パルプ工場の操業開始で年間550万トンの短繊維パルプが増産となり、この550万トンは世界のパルプ生産3,000万トンの18%相当する増産となるために、パルプの国際コモディティ価格の減少に結びつくと予想されている。
今年1月のパルプの国際コモディティ価格は1トン当たり20ドル減少、中国向けパルプ価格は1.7%に相当する10ドル減少、ヨーロッパ向けパルプ価格は0.6%に相当する5ドル減少となっている。
2014年のスザノ製紙・パルプの税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAは、前年比約50%増加の27億レアルに達すると予想されている。(2014年3月21日付けエスタード紙)