中西部地域や南部地域の降雨不足で水力発電所の貯水ダムの水位が大幅に低下して、節水を余儀なくされる可能性がでてきており、また降雨不足は農産物の価格や収穫量などにも影響が及んできている
1月末からシカゴ商品取引所でのトウモロコシの国際コモディティ価格は5.0%上昇、ニューヨーク市場のコーヒー価格は19%上昇、サンパウロ州食糧配給センター(CEAGESP)の野菜などの価格は大幅に値上がりしている。
2013年は長期間の降雨から今年初めは一転して降雨不足になっているために、サンパウロ近郊の野菜の70%が旱魃に相当する降雨不足の被害を受けて価格上昇につながって、インフレを押し上げる可能性が大きくなってきている。
例年のマット・グロッソ州並びにロンドニア州、パラナ州の大豆生産は1ヘクタール当たり55俵を上回っているが、今年は降雨不足の影響で生産性が減少すると予想されており、Economics FNP社では、今年のブラジルの大豆生産は8,970万トンを予想している。
ゴイアス州の大豆生産は、降雨不足で15%に相当する140万トンの減産が予想されており、13億レアルの収入減になるとブラジル農村研究協会のペドロ・アランテス氏は説明している。
今年のサンパウロ州並びに北部パラナ地域、ミナス州、ゴイアス州のトウモロコシの栽培面積は、前年比10%減少すると予想、また収穫量も当初予想の5%~10%減少すると予想されている。
全国エネルギーシステム組織化機構(ONS)の発表によると、南東地域/中西部地域の水力発電所の貯水ダムの水位は2001年以降で最低水位を記録しており、今月9日のこの地域の平均水位は37.6%まで減少している。
南東地域/中西部地域の水力発電所の貯水量は全国の70%を占めるが、1日平均の水位減少は0.2%に相当、2月は2.7%の水位の低下につながっており、今後降雨がなければ危険な水位に達すると予想されている。
2月8日の北東地域の水力発電所の貯水ダムの平均水位は42.8%と2013年の37.1%を上回っており、北部地域の水位は48.7%と昨年の39.6%を上回っており、また南部地域は48.7%と昨年の39.6%を上回っているが、2月の水位は8.7%と大幅に減少している。(2014年2月11日付けエスタード紙)
