2000年代初めから石油価格の上昇に従って、ブラジル国内ではフレックス車向けエタノール生産のために、異業種からの参入が相次いだにも関わらず、2008年の世界金融危機の影響でガソリン価格が大幅に下落した影響でエタノール価格も大幅に下落して、エタノール業界は壊滅的な打撃を受けた。
2008年の世界金融危機後のエタノール価格の下落に伴って、エタノール生産企業は、負債増加で多くの企業が倒産やエタノール生産から撤退を余儀なくされた経緯があった。
現在のエタノール生産会社40社が会社再生法の適用を受けており、またドル高の為替にも関わらず、エタノールや砂糖の国際コモディティ価格が低迷しているために、収益性が圧迫されている。
また連邦政府はインフレ圧力を緩和させるために、ペトロブラス石油公社のガソリン価格値上げの要請にも関わらず、ガソリン価格の値上げを先延ばししていることもエタノール価格の上昇を抑制している。
3月に収穫が終了する2013/14年の中西部並びに南部地域のエタノールの生産は5億9,500万トン、北部並びに北東地域は5,300万トンとサンパウロ州砂糖キビ加工業者連合(Unica)のアントニオ・ロドリゲス取締役は予想している。
昨年連邦政府はエタノール保管倉庫向け融資枠を20億レアル設けたにも関わらず、14億レアルの融資に留まっており、またエタノール増産向け融資枠を40億レアル設けたにも関わらず、24億レアルの融資に留まっている。(2014年2月3日付けエスタード紙)