今年のヨーロッパの短繊維パルプの価格変動が非常に激しく、昨年末の1トン当たりのパルプは776ドルであったが、5月にブラジルのパルプメーカーは、850ドルの値上げを発表したにも関わらず、値上げを拒否されていた経緯があった。
第2四半期末のヨーロッパのパルプ価格は820ドル、北半球が夏の7月末には40ドルの値下げを余儀なくされていたにも関わらず、ブラジルのパルプメーカーは北半球が秋を迎える10月に価格調整を行う。
現在のヨーロッパのパルプ価格は777.24ドルで取引されているにも関わらず、ユーカリのパルプ生産では世界2位のスザノ製紙・パルプ社は、10月1日からヨーロッパ向けパルプ価格を800ドル、中国向けパルプ価格を700ドルに調整する。
昨年11月にエルドラード・ブラジル社はパルプ工場建設を開始、またチリ資本のアラウコ社並びにスエーデン・フィンランド資本のStora Enso社がウルグアイでジョイントベンチャーによるユーカリのパルプ生産を2014年から操業開始する。
またスザノ製紙・パルプ社はマラニョン州で今月からパルプ生産を開始する予定となっており、2014年にはパルプ生産が大幅に増加するために、パルプ価格が減少する可能性も否定できない。(2013年9月20日付けヴァロール紙)