穀倉地帯からサントス港へ運ばれるトラック輸送向け道路インフラが非常に悪い影響で、サントス港から中国向けの大豆出荷が大幅に遅れているために、中国資本のSunrise社は、200万トンの大豆契約をキャンセルすると通告している。
Sunrise社は南米から中国向けの大豆の取り扱いでは最大の穀物商社であり、ブラジルから中国向け大豆輸出では全体の1/3を取り扱っているが、1月並びに2月にすでにサントス港を出港していなければならない60万トン積みのPanamax船の10隻から12隻のキャンセルを通告している。
同社は年間700万トンの大豆を購入、4月から6月に船済みが予定されている23隻のPanamax船をキャンセルする可能性があり、同社は中国の輸入大豆の10%を取り扱っている。
同社は大豆購入契約を締結した後で、大豆の国際コモディティ価格が下落したことや船積みの遅れを理由に大豆の購入価格の再交渉を行うと予想されているが、ブラジルの大豆生産者にとっては契約時の違約金を支払う方が安くなる。
ブラジルの穀物生産は上昇の一途をたどっているにも関わらず、道路や鉄道輸送などのインフラ整備が非常に遅れているために、益々、穀物輸送に時間がかかってブラジルコストに結びついている。
港湾ターミナルの民営化計画はすでに発表されているにも関わらず、既得権利を削がれる港湾関係者は反対して難航しており、また南東部並びに南部地域の港湾からの穀物輸出が集中しているために、北部地域の港湾からの輸出が急務となっている。(2013年3月20日付けエスタード紙)