>>今年の海外からの直接投資は200億ドル以上
今年初めの2ヶ月間の海外からの直接投資は、前年同期比38.5%増加の37億9,000万ドル、最終12ヶ月間ではGDP比2.1%に相当する202億4,000万ドルで、今年は200億ドル突破が予想されている。
昨年の海外からの直接投資は、企業の買収・合併などを中心に187億ドルであったが、今年は経済成長加速プログラム(PAC)への投資として、インフラ整備や建設業界への海外からの直接投資が見込まれている。
昨年の世界の海外直接投資は9,160億ドルで、5,420億ドルが先進国向け、3,340億ドルが発展途上国向けで、ラテンアメリカ地域向けは約?/3の1,040億ドル、東ヨーロッパ向けが400億ドルであった。(4日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
>>鉄鋼や製紙企業が持続可能社会に取組む
ブラジルの鉄鋼や製紙企業は持続可能社会実現に向けて、再生可能で環境ソルーション事業に取組んでおり、僅かであるが利益も捻出しており、社会的企業イメージアップを図っている。
鉄鋼業界ではCSN,ウジミナス、ツバロン製鉄所がガスの再利用、残留物のリサイクルや水資源の再利用に取組んでおり、アルセロール・ミッタルグループ傘下のCSTでは、排出ガスの再利用技術を欧米のグループ企業に移転させている。また1トンの粗鋼生産に平均650キロの残留物が排出されるが、CSTでは96%まで再利用して、年間4,100万ドルの利益を出している。
また紙・パルプ業界ではクラビン、スザノやアラクルース製紙が環境ソリューション事業に取組んでおり、アラクルースでは、ブラジル南東部の農業地帯では20%の自然林の確保が義務づけられているが、同社では30%を確保しており、自然林はユーカリ植林を害虫から遠ざけ、肥料の減少にもつながる。
同社ではパルプ製造で排出される廃液を火力発電用原材料として使用、自家発電でエネルギーを賄っている。またヨーロッパの消費者からの要望を受入れるために1億ドルを投資して、汚染度の低いパルプの白色プロセス工程設備を導入している。(4日付けエスタード紙)
>>ボンバルジエル社は新プロジェクトにカナダ政府から補助金
世界の中型ジェット機生産市場で、ブラジルのエンブラエル社と競合しているカナダのボンバルジエイル社は、カナダ政府からカナダ技術パートナープログラムの名目で、今後5年間に7億7,900万ドルの補助金の受取の疑いがかけられている。
この補助金はエンブラエル社との競合のために、研究開発費の名目で支出されるが、エンブラエル社はブラジル空軍と契約しており、ボンバルジエル社は間接的にブラジル政府の補助金を受取っているとクレームを付けている。
しかしエンブラエル社では空軍用ジェット機開発は、民間ジェット機への転用はできないと反論しており、170/190型ジェット機開発に10億ドルを投資しており、ブラジル政府からの補助金は一切ないと強調している。(4日付けエスタード紙)
>>公共投資が加速してきた
1月に発表された経済成長加速プログラム(PAC)で、第?四半期の連邦政府の公共投資が、2003年から2006年の同期平均の108.6%の大幅増加、また前年同期比では24.2%増加の21億4,421万レアルを記録した。
PACプログラムは、2010年までに総額5,189億レアルをインフラ、上下水道整備や大衆住宅建設を中心に行い、年間平均1,260億レアルの官民投資が予定されているが、民間投資誘致するには優遇税策、クレジット、環境ライセンス許可など不鮮明な点が多い。
第?四半期の公共投資では運輸省向けが、今年の予算73億レアルの9.4%に相当する6億8,947万レアル、大型投資先として国道網整備に3億470万レアル、アラグアイア/トカンチンス回廊1億3,950万レアル、都市衛生1億3,270万レアル、メルコスール回廊1億2,260万レアルであった。
保健省向けが前年同期比53.8%増加の4億1,163万レアル、教育省向けが2億6,520万レアル、防衛省向け2億5,670万レアル、7月にリオ市で開催されるパンアメリカ大会の建設工事のスポーツ省向けには、前年同期比900%の8,420万レアルが投資されている。(4日付けガゼッタ・メルカンチル紙)