Câmara do Japão
Português
検索: OK
(570)

バックナンバー

検索期間を指定してください: OK
時事論評 偽りの解決方法 2007/06/05

時事論評               偽りの解決方法 

エスタード紙のワシントン特派員パトリシア・カンポス・メーロへのインタビューで、国際的な人気ブログを持つ経済学者のヌリエル・ルービニは、現在のレアル高傾向を反転させることが目的だとすれば、金利の大幅是正だけでは不十分であると述べた。同氏曰く、投機資本の流入に何らかの管理手段を設けなければならないとのことである。

 投機資本の抑制案は繰り返し提唱されているが、ルーラ政権は、イデオロギー的ではなく、むしろ実務的な理由から常にその実施を拒否してきた。前提としては、内国為替におけるドル安の主要な原因の一つとして、利鞘を目的した資本の流入があげられるというものであるが、統計上、そのような大々的な流れがあるとは伺えない。それはさておき、ルービニの考えには批判すべきものがある。もし金利の大幅是正は無駄であると言う認識であれば、ルービニ自身が内外の金利差が投機的なレアル高の主要因であるということを認めていないことになるからである。

 ブラジルでは金利の利鞘取引が非常に旺盛であることについて否定する者は誰もいないが、当該取引は、新規の資本流入よりも、通常なら送金されていたはずの留保利益によって行われているようである。

 いずれにせよ、投機目的の資本の流入時における規制を薦められない理由は、上記以外に少なくとも4つはある。

 最初に、短期資本が激しい勢いで流入しているとすれば、定義上、「短期」に流出するために、レアル高に貢献した分、レアル安にも貢献する筈である。従って、流入規制の導入は、その資本の長期化を奨励すること以外に他ならない。ドル相場はここ4年間、下がってきている。4年前の投機資本の流入が現状に関して重要だったとすれば、4年前から流出していなければならず、為替レートの逆転の一助になっていたはずだが、実際にはそうならなかった。資本流入は憶測されているほど投機目的ではないし、あるいは投機資本は全体的にあまり顕著ではないと云う事なのだ。

 第2の理由は、(抑制することが望まれている)利鞘を狙って流入する短期資本と、(抑制が望まれない)貿易融資を目的とした同じく短期の資本流入を見分けることは困難である、とうい事だ。さらに貿易取引の融資は単なる装いであることもあり得る。例えば、ある機械を輸入する業者は外国の融資を受ける事もあるが、決済資金が不足している理由からではなく、国内市場において自己資本に充てるためである。

 第3の理由は、投機資本と長期投資を確実に見分ける唯一の方法は、国内に留まる期間を確認する、ということしかないことである。このように流入時にコントロールする意味はなく、流出時にコントロールを設けるべきである。ただし、そういう場合にも流入時に起こるレアル高は避けられない。

 そして4つめの理由は、過去にそのメカニズムを採用した国の前例があり、成果をあげていないことだ。例えば、チリは未だにペソの過剰な為替高の問題をかかえているが、1998年に投機資本の流入抑制を導入した後に、有効ではないという理由のために断念している。今年初めのタイの場合は悲惨な結果に終わっているし、3週間前に短期資本の「検疫」を導入したコロンビアも、未だにペソ高に歯止めをかけることが出来ないままである。

             <2007年5月29日付けエスタード紙に掲載されたコラムの翻訳文>



2008/01/18 » 昨年の税収は6,020億レアルで記録更新
2008/01/04 » 外貨準備高は1,814億ドルに達した
2008/01/04 » 5年間で99.5%のレアル高
2007/12/28 » 国際経済不安よりも国内インフレを懸念
2007/12/28 » サンパウロ証券取引所の出来高は1兆レアル突破
2007/12/28 » 企業などは小切手税から開放される
2007/12/27 » クレジット総額はGDP比36%まで増加
2007/12/27 » ブラジルの製鉄会社が国際化を果敢に進める
2007/12/26 » イタウー銀行はBBVA銀行のプライベートバンキング買収
2007/12/26 » BRICsのIPOは39%を占める
2007/12/26 » 11月は海外投資金の流出が流入を上回った
2007/12/21 » 11月の失業率は8.2%まで低下
2007/12/21 » 今年の企業M&Aは677件
2007/12/20 » 2008年の経常収支は35億ドルの赤字予想
2007/12/20 » サンパウロ市のGDPのブラジルの12.26%を占める
2007/12/19 » 11月の社会保障院の赤字は減少
2007/12/19 » 購買力平価でブラジルは世界6位
2007/12/14 » CPMF延長停止で金融市場が荒れた
2007/12/14 » 通貨政策委員会議事録ではSelic金利を維持
2007/12/14 » 食料品業界は設備投資に追われる

バックナンバー »

会議所マップ

会議所所在地

【会議所 トピックス】

定例理事会・第71回定期総会(2020.3.19開催)

Pdf海外在留邦人の一時帰国の際の
新型コロナワクチン接種のニーズ調査(2021年4月)

Pdfウェブツールおよび情報収集媒体アンケート結果(2020年9月)

  会員企業の新型コロナSDGs (CSR) 他、関連取り組み状況

Pdf渡航・オフィス再開等に向けてのアンケート(2020年9月)

Pdf 新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業活動や危機管理に関するアンケート結果【速報】(2020年6月)

Pdf【速報2】新型コロナウィルス感染に関するアンケート【その2】一時帰国対応について 3/31日現在

Pdf【速報 (更新)】新型コロナウィルス感染に関するアンケート調査結果 4/3日現在 128社

Pdf新型コロナウィルス対策に関連する各種法律・政令 3/24

Pdf感染対策情報(サンパウロ日伯援護協会提供)3/19

Pdf新型コロナウィルス情報(ポル語、サンタクルス病院提供)3/17

Pdfブラジル保健省フェイスブック

Pdf新型コロナウイルスに関するQ&A 保健省(ポルトガル語)

Pdfブラジル保健省ホームページ

Pdf感染発生連絡③ 3/20

Pdf感染発生連絡② 3/17

Pdf感染発生連絡① 3/11

 

______

「ブラジル労働法のポイント」
(表紙クリックで内容表示)

Pdfブラジルのポテンシャル

(麻生元総理との意見交換会)

 

→ バックナンバー

Pdfブラジル概要資料