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2000年の回顧
全体的には活発な国内消費に支えられて国内生産用の部品輸入や完成品の消費財の輸入が顕著であった。とくに家電製品用の電子部品・部材の輸入貨物が目立ち、かつセルラー電池の生産は、ブラジルが世界においてかなりのシェアーを確保していることもあり、これらの部品輸入が貿易金額の大半を占め非常に目立つ。また自動車生産も増産計画に基づき,関連企業の進出や部品メーカーの現地生産化も進行しつつあり,加えて部品・部材及び半完成品の輸入貨物が増加した。国内消費に食われた感のある輸出は特定品のみに留まった(品質・価格の点で)。引越し関連では前半期で下げ止まり、後半には増加傾向にある。
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2001年の展望
前年同様、国内消費の活発さに助けられ、消費財の生産も増産へと継続されると期待できれば、輸入部品・部材は相変わらず好調さを維持できる。各種メーカーが増産体制あるいは新規進出を計画しており、順調に行けば派遣駐在員の増員も期待できるが、一方、金融業界の統廃合による減員は確実と思われる。次項の外的要因に左右される要素が強い。
足許のブラジルカントリーリスクに 対し影響を与える外的要因
● 米国景気のスローダウン:米国向けの輸出の減少・輸入の増加により貿易収支の赤字,中南米全体への悪影響
● ユーロ不安:対ドルの下落により南米製品の競争力が減退し欧州への輸出減少
● メルコスール/アルゼンチン情勢:メルコスールのシュリンク化が輸出の減少と輸入の減退を招く
● 原油価格/中東情勢:乱高下は輸送コストへ直接影響、顧客への転嫁が難しい
● アジア経済の減速:アジア間貿易取引に影響。
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